ぼっちヅカファンの遠征記録

田舎のボロアパートから観劇(主に宝塚)の感想を書いています。

東宝エリザベートを見たら宝塚版の謎が解けた(ような気がした)話。

こんにちは(*´ω`)

 

先日、中日劇場にて、東宝版のエリザベートを観劇してきました。こんな短い期間に2回もエリザベートが見られるなんてうれしいかぎりです(^^♪

 

で、私、東宝版と宝塚版は、両方とも演出が小池修一郎先生なので、それほど大して違いはないんじゃないかなと観劇前は思っていたのです。ですが、実際にみてみたら2幕以降が結構異なっていて、宝塚版エリザを見た時のもやもやが少し晴れたような気がしたので、今回はそれについて書かせていただきたいと思います。

 

ちなみに、私は、エリザベートは、宝塚版は2014花組(映像)と2016宙組しか見たことがなく、東宝版は今回が初めてでした。なので、的外れなことを書いていたとしても、”初心者が馬鹿なことを書いてやがる”と受け流してくださるとうれしいです。観劇を重ねたり、ほかの役者さんの演技を見る中でまた違った感想を持つことになると思いますが、とりあえず今の感想ということでかきます。

 

 

〇もやもや1

まず、私は初めて宝塚エリザをみたとき「どうしてルキーニがエリザベートを殺したのか」が理解できなかったのです。

 

宝塚版では、ルキーニって途中まで話には絡まないで、俯瞰した立ち位置にいますよね。「ミルク」や「キッチュ」等の場面では、ルキーニがエリザベートを好いていないことがわかりますけれども、ルキーニ自身に余裕が感じられません?「ミルク」はエリザベートに怒っているというよりも、市民の人たちが怒っているのがおもしろがってのっかって歌っているようにみえますし、「キッチュ」では「国を作ってあげるなんてエリザベートは偉い」と皮肉を言う余裕があるわけです。

 

なのに、「最後の審判」の場面でトート閣下からナイフをもらうことでルキーニは急に話に食い込んできて、なんとエリザベートを暗殺してしまうのです!それまでの流れからは、ルキーニがエリザベートを殺すまでに憎んでいるようにも見えなかったので、初めて見た時私は、暗殺の動機がよくみえませんでした。(ちなみにその後ネットで調べて解決しました)

 

一方、東方版ルキーニは、「ミルク」の場面で怒りの感情が強く感じられました。「ルキーニめちゃ切れてるΣ(・ω・ノ)ノ!」みたいな。また宝塚版では、トート閣下がこの場面の中心ですが、東宝版ではトート閣下は出演しておらず、ルキーニが民衆を引っ張って歌います。また、「ミルク」以外の場面でも、エリザベートに対して結構きついことを言っているように感じました。これらの場面が、最後の審判エリザベート暗殺までの流れの伏線になっているので、観客にとって理解がしやすくなりますね。また、暗殺後にも、ルキーニが暗殺動機を言ってくれるので、「なぜルキーニがエリザベートを暗殺したのか」ということが理解できます。

 

ですが、ルキーニ自体のキャラクターとしては、宝塚版のほうが私は好みです(笑)飄々としたキャラクターが魅力的ですよね。

 

で、なぜこのような違いが出てきたのかということなのですが、やはり、物語において何を重視するかが違うために、このような演出の違いが出てきたのだろうと思いました。

 

東宝版では、題名通り、”エリザベート”のお話のなんです。なので、エリザベートの生きていた時代の背景の説明が宝塚版よりも丁寧です。一方、宝塚版は、タイトルこそ”エリザベート”ですけど、やっぱり主人公はトート閣下で、”エリザベートとトート閣下の恋愛”の話のように感じました。なので、本来(ウィーン版を拝見したことはないので予想なのですが)よりも、トート閣下の役の比重を大きくしなければならないので、「ミルク」の場面にもトート閣下がお出ましすることになり、結果としてこのようになったのではないかなと思います。ですが、宝塚は、最後の昇天の場面などがすばらしいですし、フィナーレもあるので、話に理解できないところがあっても満足してしまうわけです。(けなしてません。今までの記事からもわかるように私宝塚大好きですよ!)

 

 

〇もやもや2

そして、初めて宝塚版をみたときに、疑問に思ったことがほかにもありまして、それは「ルドルフの死~エリザベートの死までの心境の変化がよくわからない」ということです。

 

ルドルフが死んでしまったとき、悲しみのあまりエリザベートはトート閣下に「私を殺して!」といいますが、トート閣下に拒絶されてしまいます。トート閣下はプライドの高い方なので、消極法的に死を選ばれるのは納得がいかないわけです。ですが、エリザベートがルキーニに暗殺されたとき、エリザベートは死を愛し、トート閣下にも今度は受け入れられ死んでしまいます。私は初めて見たときからこの心境の変化が理解できませんでした。「ルドルフがなくなってからの数年で徐々に死を受け入れて(愛して)いたのかなぁ」とぼんやり考えていました。

 

ですが、今回の東宝エリザを見て少し納得できたような気がしました。

 

東宝では、やはり”エリザベート”のお話だからか、トート閣下からエリザベートへの恋愛要素が、宝塚版にくらべて薄いように感じました。東宝トート閣下は、それこそ”愛と死の輪舞”をうたいはしますけれども、恋をしているというよりは、”ちょっと気になる程度”なのかなと思えてしまったからです。(役者さんごめんなさい(;´・ω・))

例えば、

①「闇が広がる」の場面でルドルフを革命へとあおるのも、革命の結果ルドルフが死んでエリザベートが死を望むようにさせるためというよりは、死人が増えるよう仕向けることが死神の仕事だからしているように見えました。(少なくとも私には)

 

②「扉を開けて」で、トート閣下はエリザベートに拒否られてしまいますが、宝塚版だと傷つくトート閣下のシーンがあるのに対して、東宝では場面が暗転して、実際トート閣下がどのように感じたのかはわかりません。(ちなみに、東宝版では、クローゼットがないのにどこからトート閣下が出てくるのだろう?と勝手に不安に思っていました笑。椅子の後ろから出てきたのでびっくりしました)

 

東宝版では「死ねばいい!」の場面やそれに続く「♪ごまかすなよ、お前はあいつを愛しちゃいない~~♪」の曲もカットされていますよね。

 

といった場面の違いによって、トート閣下➡エリザベートの恋愛度合いが異なってきたのかなぁと思いました。

 

 

あと、東宝版では最後の場面で、ルキーニが首をつって死んでしまいますよね。後味が悪くて印象的でした。。お芝居の最初では、ルキーニは皇后殺しの裁判にかけられていて、それを否認していました。ですが、結局死んでしまったということは、「エリザベートを殺したのはルキーニです(裁判に負けて死刑になった)」というメッセージなのではないかなと思いました。

 

なので、先ほどの疑問に戻るのですが、エリザベートがいつ死ぬのかが決まるのはエリザベートがトート閣下を愛したかどうかで決まったのではなく、ルキーニのような外部要因によって決まったのだろう、という夢のないことを私は観劇していて思いました。宝塚版では”2人の愛”によってエリザベートが死んだということが強調されていますが、東宝版ではそういったことがあまり強調されていないので、こういう印象を持ったのかなと思います。

 

ですが、エリザベートが人生の様々な苦難を通じて、死への思いが強くなっていった(トート閣下を愛していった)という面もあると思います。んー、難しいです(^^;

 

 

珍しく、長々と感想を書いてしまったのですがあまり自信がありません(-_-;)エリザベートは好きなミュージカルなので、機会があればこれからも見たいですし、きっと観劇を重ねたら感想も変わって、もっとまともな考察を書けるようになると思いますが、一応、初心者の時に感じた違いについてまとめてみました。見当違いのことを書いて不快になった方がいらっしゃったら申し訳ありません。

 

次記事でも、引き続き感想を書かせていただきます!

 

 

エリザベートのライブビューイングに行ってきました。

こんにちは(・∀・)

 

先日、エリザベートのライブビューイング(ライビュ)に行ってきちゃいました!!

 

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行くかどうかすこしなやんだのですが、(4600円で少し高くないですか💦(;・∀・))やはり大画面で見るのは格別でした〜(*´ω`*)イケメンと美女が大画面にアップで見られるんですよ!!(//∇//)

また、観劇途中に”今全く同じ演技をジェンヌさんたちは東京でなさっているのだ”と思うと、現代の技術のすごさに感激しました(笑)地方に住んでいるファンにとって、ライビュはやはりありがたいです。

 

そして、お芝居のほうは言うまでもなく素晴らしかったです!!エリザベート好きー!

 

ライビュなので、臨場感とかは期待できないかなと思ったのですが、それでもやはりプロローグの迫力は素晴らしかったです。生で見たものとライビュを比べるのもナンセンスだとは思いますが、一応下に感じたことを書きます↓

 

 

○変わったと思った場面

前回と同じように素晴らしかったのですが、見ていて一番違いを感じたのは、''最後のダンス”の場面です!

トートを演じるまぁ様がすごいオラオラかつロック風の歌い方をなさっていて、”えぇ、前回こんなロックっぽい場面あったっけ( ゚Д゚)”と思いました(笑)この場面に限らず、前回よりもナルシストな雰囲気や全体的なキャラクターが濃厚になっているように感じました。(大画面で見たからかな??)もちろん生で見た時もよかったですが、キャラ濃いめのまぁ様も良い!!(/ω\)素敵!あとフィナーレとデュエダンでの投げキッス!これも追加されてますよね!!素敵!

 

あと、オラオラ感が増しているように感じたのは、マダム・ヴォルフを演じた伶美うららさんです。きっと生で見たらすごい声量だったのではないかと思います。場面は短いですけれども、強烈な印象を与えて行ったのではと思います。ショッキングピンクの衣装もお似合いでした(^^♪

 

あと、ほかに違いを感じたのはルキーニ役の愛ちゃんこと愛月ひかるさんです。前回は活舌難と書いてしまいましたが、今回、活舌が悪いとは感じませんでした。(生と映像を比べるのもどうかと思いますが💦)前から思っていたのですが愛ちゃんって低い声がよく通りますよね。今回歌の場面で低い声がのびていて、カッコよかったです~!!(*´ω`*)

 

ちなみに2幕最初のアドリブ(ニュアンス)は

”(銀橋を上手のほうまで歩いていく)誰か止めてよ~!最後だから客席の皆と映画館にいるみんなの写真を撮るぜ!えっ映画館のお客さんが写るわけない!?細かいこと言うなよ〜!それじゃあ最後の「ハトが出ますよ!」”

といった具合でした。

 

○あたらしく感じたこと

今回ルドルフは、桜木みなとさんでした。桜木さんってこんなに歌うまかったでしたっけ!?(失礼ですみません💦)声に深みがあるといいますか、もう、とにかくよかったですー!! o(≧▽≦)o革命に燃える気持ちとか”ママの鏡だから”の場面の孤独な感じとかが伝わってきました!

 

そして、初めて私、瑠風輝さんを舞台上で認識しました。瑠風さんはエーヤンの歌手でしたね。歌うまさんだと聞いていたのですが、お上手でした!イケメンだし高身長だそうなのでこれからも注目していきたいと思います。

 

またリヒテンシュタインを演じた彩花まりさん!この方美人だしお上手ですね!博多座王家でアムネリスを演じたそうですが、きっと素晴らしい出来栄えだったのでしょう。これからも出番が増えていってほしいです。本当に95期はすごいですね!

 

そして言うまでもなく、真風フランツはイケメンかつ優しさに溢れていましたし、実咲シシィは本当に本当に素晴らしかったです!

 

また、フィナーレ後には、組長と退団される天玲さんの挨拶と、カテコも中継されました!お芝居だけかと思っていたので、最後まで中継してくださりありがたかったです(  ´∀`)

 

カテコは確か3回で、最後のカテコでまぁ様が”エーヤンエリザベート!エーヤン宙組!ウン!グランデアモーレ!”と復唱するようにと仰っていましたが、さすがに映画館でしているお客さんはいませんでした(;・∀・)映画館だと少し気が引けてしまいますよね。。

 

 

行くか少し迷ったのですが、ライビュに行ってよかったです(*´ω`*)

組替えの話

こんにちはー!

 

昨日は、星組のムラ千秋楽でしたね。あとでニュース観に行かなければ!((((っ・ω・)っ

 

さて、今更ですが、組替えの話をふりかえりたいとおもいます。

 

月組
朝美絢さん

2017年5月31日付で雪組

雪組
月城かなとさん

2017年2月20日付で月組

雪組

有沙瞳さん

2016年12月26日付で星組

星組
真彩希帆さん

2017年1月24日付で雪組

 

95期同期同士と98期同期同士のトレードになりますね。

 

月城さんは、バウ主演後の移勤ですね。月の東宝直前でもあります。月城さんはバリバリ路線なので、月組にいったら、きっと程なくして番手がつくのかなと思いますが、何番手になるのかが気になりますね。トップの珠城りょうさんの1期下ということで順当に行ったら2番手なのかもと思いますが、美弥るりかさんもいらっしゃいますし。。私、美弥ちゃんも好きなので、たくさんご活躍して欲しいのです。。(実はゆっこは美弥ちゃんと同県出身なのです(≧∀≦)どやぁ)

 

そして、逆に月組雪組と組替えになる朝美絢さん。博多座&梅芸赤坂のちに組替えだそうです。朝美さんは私の中で月組!というイメージが大きいのでなんだかイメージわかないです(;・∀・)朝美さんは本当にお綺麗で歌も上手な方ですが、暁千星さんに押されてる感じが否めなくて。。それに月組の人事的に暁さんを特に押したいのはみえみえだったので雪組に行くことで良い方向に向かうかもしれませんね。でも雪組には2期上には彩風咲奈さんがいて2期下には永遠輝せあさんがいて競争が激しいので、やっぱりこれからの動向が気になります(>_<)

 

そして、98期の娘役さん。

真彩希帆さんが雪組に行くのは、アレですよね!(*'∀'人)これは私でもわかります笑!!でも私は今のトップさんも好きなのでまだまだやめないでほしいのですが。。それにしても真彩さんは組替えが続きますね。

 

そして、やはり逆に雪組星組にいく有沙瞳さん。今でもエトワールをなさったり活躍が目立つので、星組に行ってさらに素敵な演技を見せてくださると嬉しいです(^ ^)星組に行かれてさらに出番が多くなると嬉しいです。

 

 

いろいろと勝手なことを書いてしまいましたが、みなさんにとって、良い組替えですように!

中日劇場閉館とな(゚Д゚;)

こんにちは(^^♪

 

少し遅れて知ったのですが、元花組トップスターの蘭寿とむさんがご結婚されるそうですね!とても驚きましたが、おめでとうございます!(*´ω`)しかし、蘭寿さんが惚れる男性ってどのような方でしょうね。想像もつきません。。きっとすごい方だと思います。。(私の語彙力。。)

 

 

また、こちらもびっくりなのですが、名古屋にある中日劇場が2019年3月で閉館なのだそうです。中日劇場は、中日ビルの9階にあるのですが、中日ビル自体が、老朽化のために、立て直しされることとなり、立て直したビルには劇場は作らないということだそうです。中日劇場は赤字続きで採算が取れていなかったそうです。。

 

私は宝塚含め、ときどき、中日劇場で観劇するのですが、たしかに観劇していて空席が目立つことがよくあるイメージでした。。”中日劇場はチケットがとりやすいから楽だな~”などと、気楽に考えていたのですが、確かに、採算は取れていなかったのでしょうね。。

 

日劇場は毎年2~3月ごろに、宝塚の公演があるのですが、これからはどこで行うのでしょう??(中日劇場の向かいに、愛知県立芸術劇場があるのでそこかな??)私は、宝塚の初観劇自体は、東京宝塚劇場なのですが、愛知県に越してきて中日劇場で観劇したときにヅカはまりしたクチなので、勝手に中日劇場に愛着がわいているみたいです(´・ω・`)

 

名古屋では、ボストン美術館も閉館してしまうそうですし、寂しいですね。。民間で、芸術活動を続けていくことは難しいのかもしれません(ボストン美術館って民間経営ですよね??)

 

なにはともあれ、両施設ともまだまだお世話になると思うので、これから行く際には、大事に観劇・鑑賞したいと思います!

花組トップ娘役決定と静岡

ゆきちゃーーん、おめでとうございますーーー(T ^ T)

 

うぅ、今日は色々とHPで発表されましたが、一番はコレ!!仙名彩世さんが花組の次期トップ娘役に決定した件です!

 

実は私、次の娘1は、城妃美伶さんだと思っていたので、良い意味でびっくりしました(城妃さんは若いのでまだまだチャンスがあるでしょう)

 

仙名さんは、このまま別格娘役になられていくのかなと思っていたので尚更嬉しいです(T ^ T)本当に!おめでとうございます!歌もお芝居も素敵な方なので、これからの御活躍が楽しみです(*´ヮ`*)

 

 

そしてお披露目公演は「仮面のロマネスク」と「EXCITER!!2017」。かめろまって、また再演するんですね。他のキャストの役は少し変わるのかもしれませんが、ヒロインを演じた、花乃まりあさんと後任の仙名さんは、比較されて複雑な立ち位置かもしれませんね。

 

そしてこの全ツ、またもや愛知県スルーですorz三大都市の名古屋があるのになんでーヽ( *` д´ )ノわいもお披露目行きたいのじゃっ笑

 

 

そして、話は変わるのですが、仙名さんが相手役となる明日海りおさんですが、先日、所用があって静岡市に行ったときとこんなものがありました⬇️

 

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明日海さんが、静岡のご出身なのは知っていましたが、いきなり看板があったのでびっくりしました笑。みなさんも、静岡に行く機会があったら探してみてください(o^^o)向かいのコーナーで直筆サインも見られますよ!

 

ロマンス!!を見てきました

こんにちは!

 

今日(もう昨日)は、花組の次期トップ娘役の発表があるのではないかとそわそわしていましたが、発表はありませんでしたね。ですが、七海ひろきさんのバウのヒロインが真彩希帆さんになったというニュースがありました。前回の記事で、真彩さんの場面が増えるいいと書いた矢先のバウヒロイン!!おめでたや!(まぁ観には行けませんが(+_+))

 

さて、今回は、「桜華に舞え」と同時公演だった「ロマンス!!」の感想を書かせていただきます。

 

前々回の、龍真咲さんの退団公演は龍さんのキラキラが前面に押し出されたレビューでしたが、こちらは北翔さんの大人な雰囲気にあったしっとり光っているようなレビューでした。どちらもトップさんの個性にあっていた素敵な退団公演でした(´▽`)

 

以下、印象に残った場面について書きます。思い出し順に書いているんで、場面の順番は間違っていると思いますのでお見知りおきを。また、ネタバレ含みます。

 

 

・レビューは風ちゃんのソロ歌から。

 最初は、妃海風さんのセリフから始まります。前回の記事でも書きましたが、妃風さんって、本当に声が良く通って素敵ですよね。ディズニー映画の吹き替えとかしたら絶対にあうと思います(*'▽')

 

・無言劇の場面

 セリフなしで、ダンスと音楽で進むお芝居の場面です。こういう、王道で古風な場面って素敵ですよね。娘役さんたちがかわいかったです(^O^)

 

・ロックンダンサー

ちょっと調子づいちゃっている男の子たちと女の子たちが踊る場面です。風ちゃんが来ているドレスが、ミニーちゃんみたいでかわいかったです。(というか、ミニーちゃんをイメージしてますよね?)皆さんの格好が、”一昔前のなんちゃって不良”みたいな感じで面白かったです(*´ω`)イケメンと美女がたくさん踊っている中で、ソロが歌い継がれていくのですが、ダンスを見るのに忙しくて、ソロをだれが歌っているのか見る余裕がありませんでした!(笑)ですが、やはり北翔さんと風ちゃんのトップコンビと礼真琴氏はやっぱり上手ですね。

 

・礼&七海女装ダン

最初、妃海さんかと思っていたのですが、双眼鏡でよくいたら、礼真琴さんで!びっくりしました。礼真琴さんも、七海ひろきさんも女役をしても、違和感のない美人さんで眼福でした(*´ω`*)

...確かに眼福だったのですけれども、わざわざ男役の人に女装をさせるなら、娘役さんがその場面をすればいいのに、とも思ってしまいました。。

この場面のみに限らず、今回のレビューはトップ以外の主要な場面は、紅さん、七海さん、礼さんがほとんど持って行ってしまっているように感じました。(私はもちろん上記の3人すきですよ!)きっと、これからの星組体制を暗示させているのでしょうけれども、彼女ら以外のジェンヌさんのファンにとっては、少し寂しくも感じてしまいますよね。(私は生ぬるい人間なので、いろんな人が活躍していると嬉しいのです。)

 ですが、このダンスのシーンは大人っぽい雰囲気のシーンでかっこよかったです。最期に北翔さんがバッと持ち上げられるところがかっこよかったです。

 

・扉を開けての場面

 サヨナラ感が一番強いシーンだと思います。この場面、かっこよかったです!北翔さんが歌いながら、光る扉から組子の手を引っ張って外へ導くのですけれども、その演出が素敵でした。また、全体的な雰囲気がスタイリッシュでかっこよかったです。北翔さんのキャラクターと、このような現代的でスタイリッシュなダンスはあまり合わないように感じたのですが、実際に見てみると、そんなことを蹴散らすくらいかっこよくて!また、最後の北翔さんの歌の迫力は圧巻でした(*´ω`)生で見られてよかったです。

 

・美城さんソロ歌

美城さんが銀橋で歌うなかを、若者カップルがゆったり踊る場面です。歌声が朗々としていて素敵でした。専科さんらしい、大人っぽい場面だったなぁと思います。

 

・風ちゃんもソロ歌

美城さんの場面の後に妃海さんがソロで歌います。耳福でした♪

 

・デュエットダン

デュエットダンスはありますが、トップコンビのほかにも、男役&娘役コンビが2組ほど踊ります。なので、定番のデュエットダンスとは趣向が異なります。

デュエットダンスの後には、紅ゆずるさんが♪I LOVE REVUE♪の歌を歌い、綺咲愛理さんと一緒に銀橋に出てきます。ん~~、これって賛否分かれそうではないですか?意味合いとしては、「次のトップコンビは紅&綺咲です!」ということなのでしょうが、パレードの前に入れるとパンチが効きすぎてしまうといいますか。。やはり、レビューの最後は退団するお二人のシーンがあった方が私は好きだったなと思います。

 

・パレード

 妃海さんが来ているドレスがかわいかったですでへへ◝(⁰▿⁰)◜また、紅さんの後に美城さんが階段おりするのですが、美城さんへの拍手がとりわけ大きく、ファンの暖かさを感じました。少し疑問に思ったのですが、どれくらいの割合のお客さんが、美城さんが退団なさることを知っていたのでしょう??拍手の大きさに反映されるほどですから、お客さんの結構な割合がコアなファンなのかもしれませんね。

 

 

観劇してから1週間ほどたちますが、まだゆっこは夢心地です(笑)それほど素敵なお芝居とレビューでした(*´ω`*)

 

"桜華に舞え"を見てきました2

 チェストーー!!

 

前回に引き続き、星組トップ退団公演「桜華に舞え」の感想を書かせていただきます。今回もネタバレ含みます。

 

↓前回の感想で、主要3人の感想を書いたので他の方について書かせていただきます。

gekko638.hatenablog.com

 

他に印象に残ったのは、八木永輝を演じた礼真琴さん!山縣有朋によって太郎(小桜ほのかさん)のお母さんが死んでしまった後に、”維新こんにゃろー”(雑ですみません💦)な感じの歌を歌うのですが、それがめちゃめちゃかっこよかったです。礼真琴さんの実力が素晴らしいのはもちろん知っていたのですが、前回まで小生意気な執事(こうもり)やアデレイドをなさっていたイメージが強く、今回のようなギラギラした男役がファン歴の浅い私には新鮮でした。ソロ曲を歌うときに銀橋に出てくるのですが、とてもギラギラしていてくぎ付けになってしまいました(゚Д゚;)また、真彩希帆さん演じる愛奈姫さまにお仕えする姿勢がかっこよかったです。真彩さんの歌やお芝居を生で認識したのは、今回が初めてだったのですが、とてもお上手でした!もっと出番が増えていくといいな~

 

また、私は役が多い芝居の方が好きなのですが、今回は犬養毅演じる麻央侑希さんや山縣有朋演じる壱城あずささんの演技が光っていて素敵でした。麻央侑希さんのソロがある明治維新の歌は明るくて、聞いていて楽しくなるナンバーですし、壱城さん演じる山縣有朋は太郎の母親をひき殺してしまった後に、金で解決しようとするときの顔が本当に性格悪そうで!(褒めてます)いいお芝居してるなぁと思いながら見ていました(上からですみません💦)そして、川路利良演じる七海ひろきさんは、クールな雰囲気でかっこよかったです。

 

 そして、西郷隆盛を演じた美城れんさん!私、美城れんさんは上級生専科となって、ずっと宝塚に残るものかと思っていました。。やはり、上級生ならではの落ち着いた演技と歌が西郷隆盛という役によく合っていました。

 

演目が発表されたとき、この時期に”桜華に舞え”というタイトルは季節外れだと思いもしましたが、お芝居の中でボケ咲の桜の話が出てきてタイトルが回収されており、よかったと思います。

 

素敵な退団公演でしたし、観に行くことができて本当に良かったです(*´ω`*)

 

次の記事では、”ロマンス!!”の感想を書かせていただきます。