ぼっちヅカファンの遠征記録

田舎のボロアパートから観劇(主に宝塚)の感想を書いています。

宙組「シャーロック・ホームズ」「Delicieux!!」ライブ配信感想

宙組公演「シャーロック・ホームズ」「Delicieux!!」ライブ配信を見ました。

 

両作ともとてもよかったです!

 

シャーロック・ホームズ The Game Is Afoot

私はシャーロック・ホームズは子供の時に漫画版を読んだくらいで登場人物もホームズとワトソンしか知らないくらいの初心者です。

ですので、原作と比較した時どれだけ設定が変わっているのかなどといったことはわかりません。

また、ホームズやワトソンの掛け合い、モリアーティとの対決など面白いところもたくさんありましたが、原作を読んでいないせいか、少し話についていけなかいところもありました。。

恐らく2度3度見ると、話が理解できてより楽しめると思います。

 

ですが、真風ホームズかっこよかったー!!

真風さんはやっぱりスーツが似合いますよね。

イギリス物のせいか、全体的に部隊が暗いのですが、

真風さんはそういう空気も似合います。

「退屈だ、退屈だ~」のアドリブも千秋楽だからか長めで面白かったです。

 

 

そして大劇場お披露目となったアイリーン役の潤花さん。おめでとうございます!!

今回視聴していて、潤花ちゃんのヒロイン力の高さに驚かされました。(お芝居もレビューも)

とても美人だということもあるのですが、全体的に「いい女感」が漂ってるんですよね。目を引くといいますか。

スーツ物かつシリアスなお芝居ということもあり、全体的に

舞台が暗いのですが、その中で潤花ちゃんは明るい色の衣装をたくさん着ていたので

なおさらヒロイン感がありました。

以前から、歌が苦手なのかなという印象がありましたが、

今作では歌の場面も少なく目立たなかったように感じます。

むしろ、大人っぽい演技がお上手な方だなと思い、今後も注目していきたいと思いました。

 

そしてモリアーティ役の芹香斗亜さん。

もう、彼は本当に実力ありますよねー!そして悪い役が似合います。

芹香さんの低い声が好きなのですが、

今回は少し声が高めに演技をされていて、それがサイコパス感を際立たせていて不気味な雰囲気が際立っていました。

(途中の、無名な画家の絵を集めて~の件は理解できないサイコパス感でした。)

ですが聞かせるときはビシッと声が低くなってそれがまたかっこよかったです!

2番手期間があまりに長いことで悪い噂が立っていますが、個人的にはこのまま卒業してほしくないです。

 

お芝居は私がついていけない部分があったせいか、前半は少し単調?と思う場面もありましたが、

後半はライヘンバッハの滝での剣術試合など見せ場があり、臨場感があり面白かったです。

 

またラストの、身分を隠して旅に出るホームズとそれについていくアイリーンの場面。

ホームズはモリアーティの残党たちから身を隠すため「ホームズは死んだ」といって身分を隠して、残党と戦う旅に出ます。アイリーンは「自分の居場所はどこにもない」といったようなことを劇中で歌っていましたが、ホームズについていくことを決めて旅に出ます。2人が当初予期していない形であったとしても居場所と目的を見つけていくという素敵なラストに感じました。

 

また、最後に少しひやっとするようなオチもよかったですね。

暗転してから小道具だけが置いてあるのも粋な演出だと思いました。

 

 

「Delicieux!!」

これもとてもよかったー!!最近見たショーの中で一番好きかもしれないです。

 

そもそも「パリ」「スイーツ」といった題材が嫌いな宝塚ファンはいないですよね。(偏見)

テーマ選びの時点で勝ちが見えます。

 

また、ショーは最近の流行りの「ゆめかわ」(一部場面を除く)

な雰囲気である一方、歌唱曲にはシャンソンが多く採用されており、どの年代の方でも楽しめる構成だったなと思います。

 

好きだった場面はたくさんありますが、思いついた順に感想を書きます。

 

・プロローグ

このショーの世界観が好きすぎる。。そもそもお衣装が可愛すぎます!ジェンヌさんたちもお菓子のケーンを持っていたり、ケーキを模した帽子をかぶっていたりなどと工夫がたくさんあってみ楽しめました。

あー、劇場でマカロンペンライト降りたかった。。絶対楽しいやつだったのに。。

 

・潤花ちゃんが中心のカンカン

潤花ちゃんが桜木みなとさんと組んでカンカンを踊ります。

ほかにも大勢でで踊るカンカンは圧巻で、この場面だけで元が取れたと思いました!

 

・キキトワネットさんのお菓子選び

 キキトワネットさんの要求にこたえるため色々なお菓子の男役さんが出てくる場面です。

 男役さんがやるからこそ出る絶妙なマダム感がとてもよかったです。キキトワネットさんはマダム感がありつつも、キュートなんです。

 千秋楽だからか、マカロンダンベルが軽いことを暴露してしまうキキトワネットさん。可愛い。。(/ω\)

 あと、この場面でクレープを演じた和希さんがとてもかっこよかったです。

 和希さんが超実力派なのは存じていましたが、ラスティやリリーの印象が強かったのに急にかっこよくなっていらっしゃりびっくりです。

 クレープなのに超絶男前ってどういうこと?!

 

・物議をかもしたであろう場面

 ネットで物議をかもし、演出変更になったらしい場面です。

 んー、演出変更になったとしても、少し微妙かもしれないと思いました。

 宝塚には今までも官能的な場面がありましたが、どこまでOKかは難しいですよね。

 個人的には真風さんに鞭を持たせないのと、最後のまかはなの決めポーズを変えるだけでだいぶ印象が変わるかと思いました。。鞭にこだわりがあったのかな??

 

・ケーキに乗って登場からのロケット

  苺に扮したジェンヌさんたちが回るケーキに乗って登場からのロケットの場面。

 若干Beautiful Gardenのデジャブ感がある。野口先生作品は似たような演出が多いから今更かもしれないですけど。。

 でもこの場面、皆さんかわいかったなー!

大劇場では初舞台生もいたでしょうからさぞかし圧巻だったろうと思います。

 

・遥羽ららさん率いる娘役さんたちの場面

 この時期にクリスマス?と思ったけど可愛かった。

 

・中詰め

 淡い色使いの衣装がかわいー!

 退団者の方たちがフィーチャーされていてよかったです。

 星月梨旺さんのタップダンスも素敵でした。

 生で見たらさぞかし素敵だったでしょう(´;ω;`)

 

トリコロールの衣装でパリ野郎

 野口先生恒例のアイドル場面かと思いきや、トリコロールに見立てた男役群舞です。

 アイドル風ではないもののかっこいい男役のダンスが見られてよかったです。

 

 

両作品とも楽しかったなー!1つの作品でイギリスとフランスに行けるのは贅沢ですよね( *´艸`)

早く配信されてほしい。。