「ロミオとジュリエット」大千秋楽ライブ配信観劇
「ロミオとジュリエット」大千秋楽ライブ配信を見ました。
B日程の感想は↓
いやーーーーーーーーーーーー、いうまでもなく素晴らしかったです!!
ストーリーを知っているはずなのに毎回泣きそうになってしまいます。
ロミオもジュリエットも天国で幸せになってね。。
また、特に素晴らしかったのは2幕の「僕は怖い」のリプライズ!
絶望感あふれる場面なのですが、どこまでも伸びる声!!礼真琴氏強すぎる。。
GW中に見た配信とは役替わりのパターンが違ったのですが、
差が一番印象的だったのは「死」でした。
なんといいますか、愛月ひかるさんの方がおそらく「死」のキャリアが長いです。
愛ちゃんの死は、クールな仕事ができる中堅社員というように感じました。
一方、今回見たぴーすけくんの死は、ちょいチャラな若手社員みたいな感じ?
気まぐれで、面白半分に死をしているときもあるし真面目なときもある。
あと、ロミオが気に入っていて、ほかの人達よりも少し贔屓目に接しているように感じました。
あとロミマキュベンはA日程の方がよりヤンキー味があるように感じました。B日程ではあかさんベンヴォ―リオが人の良さがにじんでいたからかな。
また、エピローグのナレーションを今回改めて聞いて、
「愛」のキャラクター性について考えさせられました。
(今までナレーション流し聞きだったのであまり深く考えていませんでした←)
モンタギューとキャピュレットの闘争は、「愛」と「死」の代理戦争
ということは認識していましたが、ナレーションによると、
愛と死で人間の心の操作権を奪い合っているとのことです。(ニュアンス)
つまり、愛は人間の味方というわけではないんですね。
愛はただ人間を幸せにするためだけのものではないということです。
多幸感を感じる一方で、愛によって苦しんだり道を踏み外したりすることもあります。
ロレンス神父はそのことに気づいていますが(「愛の為に」の場面)、
ロミオとジュリエットは若さゆえにそれに気づいていないのです。
そして、愛を追求する故に死んでしまうという悲しい結末を迎えます。
(上記のように私は考えましたが、どうでしょう??ライブ配信だと自分のペースで見られないので、Blu-rayを買って物語の理解を深めたいと思います。)
また、千秋楽なので退団者の方のご挨拶がありましたが、
有観客で最後に大階段を降りることができてよかったです。
「ロミオとジュリエット」の演目が発表されたころは、
このような社会情勢になってしまうとは思いませんでした。
公演中も客席を間引いたり、公演中止になってしまったり
(私のチケットも消えました)など残念なこともありましたが、
この「ロミオとジュリエット」は間違いなく語り継がれるべき名作で、
ライブ配信という形でもそれを見ることができて、幸運でした。