宝塚花組「はいからさんが通る」千秋楽ライブ配信感想
花組「はいからさんが通る」千秋楽のライブ配信をU-NEXTで見ました。
B日程でフィナーレは浪漫バージョンです。
男役群舞が黒燕尾なのが浪漫バージョンなのかな?
個人的にはみりおさんの退団公演を8月に観に行ってから1年3か月ぶりの花組公演でした。
ムラで公演をしていた時は、長期休演したりなど私には計り知れない苦労があったと思います。ですが、体調不良を申告した生徒さんの勇気ある行動や劇団の対応をみていて、私が推している劇団が宝塚で本当に良かったと思っています。これからも細々とですが応援させてください(/ω\)
そして、表題の「はいからさんが通る」ですが、素晴らしかったです。
そもそも、花組×はいからさんが通る×小柳奈穂子先生で面白くないわけがありません!!
そして、知ってたけど伊集院少尉、、、顔がいい、、、
伊集院少尉は柚香光さんの当たり役ではないかと!
柚香さんも伊集院少尉も単体でもちろんかっこいいんですけど、相乗効果たるや!
一人でライブ配信を見ていたのにクッションをたたいて悶えてしまいました。
もちろんビジュアルだけでなくお芝居もいいですよね。銀橋で告白する場面とか手を取って走る場面とか、少尉の優男ぶりがかっこよかったです。普段の柚香さんが元気キャラなのでそのギャップもあるかもしれません。
あとシベリアの寒さに凍えながら紅緒を思うシーンや、ラリサの恩と紅緒への愛の間で揺れ動くシーンなど苦悩するお芝居が観客側も苦しく感じてしまうほど良かったです。少し前ですが、「ポーの一族」のときの「願わくは・・・」が今でも印象に残っているくらい良かったので、そのような苦悩するお芝居がお上手なのかも。
そして「はいからさん」こと花村紅緒を演じた華優希さん。かわいかったなー。
はいからさんのイメージ通りにエネルギッシュ!自転車で舞台を回ったり、竹刀を振り回したり。おきゃんなだけでなく、少尉の訃報をきいたときに白い喪服を着て伊集院家を守る決意をする場面など意志の強さも素敵でした。
女学生の袴から、ドレス、職業婦人のパンツスタイルなど、衣装も可愛かったです。
青江冬星を演じた瀬戸かずやさん。言わずもがな花男ぶりを見せつけてくれてかっこいい!
上級生が演じる余裕が冬星さんのかっこよさを増させていたように思います。
終盤で紅緒にぐいぐいアプローチする姿がかっこよかったです。
鬼島軍曹は水美舞斗さん。これもはまり役ですよね。
水美さんは普段からリアル男子感があるので、鬼島軍曹のような骨太系が似合ってました。鬼島軍曹はワイルド系でしたが、フィナーレでは笑顔の水美さんで階段を下りてきたのが可愛かったです←
北小路環は音くり寿さん。
歌が上手い!!そしてかわいい!!これから活躍していってほしい娘役さんの一人です。
音くり寿さんはエトワールの時の衣装とパラソルが可愛かったです。
蘭丸くんは聖乃あすかさん。
聖乃さん自体が中性的な方なので、女形の歌舞伎役者が似合っていたし、ヘタレな演技が上手でした←
「僕は臆病だけど・・・」からの恋から身を引く場面は切なかったです。
欲を言えば、鬼島軍曹や環さんの話をもう少し掘り下げてほしかったかも。
正直、2人が両思いになって満州へ行く流れが唐突に見えてしまいました。
以前原作漫画を読んだときは、環さんは先進的な考えを持った自立した女性で好きなキャラクターでしたが、ちょっとキャラクター付けが弱かったかなと思います。「殿方に選ばれるのではなく私が殿方を選ぶ」のセリフは舞台でも言われていましたが、もう少し人となりが分かる場面があったらよかったのかも。
時間の尺やトップコンビのお披露目公演という事もあり、仕方ないとは思いますが。。
またフィナーレではデュエットダンスが素敵でした!柚香さん華さんというよりかは、少尉と紅緒がそのままダンスをしているようで、2人が幸せになってよかったと思える素敵なダンスでした。2人とも白い衣装で結婚式のようでした。
宝塚のデュエットダンスは本当に見ていて幸せになれる。。
最近、自粛で単調な生活をしていたので、今回のライブ配信は私の心に潤いを与えてくれましたし、私はやはり宝塚が好きだなと改めて思いました。これからも新しい花組の活躍を、宝塚を見続けていきたいです。