「CAPTAIN NEMO -ネモ船長と神秘の島-」感想
うわー。観劇から一週間以上たってしまいました。。
私事ですが、大阪に行く予定があり、その際に「CAPTAIN NEMO」を観劇してきました。彩風咲奈さんの初東上主演作品です。おめでとうございます!
私は観劇をする前に、ネットですでに観劇なさった方の感想を読んでいました。ので、今回なかなか珍作らしいというのは知っていました。
確かにいろいろとお話は突っ込めるのですが、それも含めて私は楽しく観劇しました(おい)
うまくまとまらなかったので箇条書きでざっくり感想をかかせていただきますね。
・ネモ船長(彩風咲奈さん)の異様なカリスマ性は何だったのだろうか
もちろん、ネモ船長はかっこいいんですよ!さきちゃんですしね。寡黙秀才タイプです(*´ω`)
でも、島民たちが不気味に感じるくらいネモ船長を崇拝しているんです。ジョイス博士(華形ひかるさん)たちが、マトカに漂流した場面で歌うネモ船長崇拝ソングとか特に。。なんだか新興宗教をイメージさせます。もっと違うテイストの曲にしたらよかったのに。。
そして、レティシア(彩みちるさん)はじめ、ジョイス博士、シリル(永久輝せあさん)、ラヴロック少佐(朝美絢さん)とだんだんネモ船長の家族(ここ重要)になっていきます。「○○さんもネモ船長に取り込まれてしまった(:_;)」と思いながら観劇していました笑
・モールス信号の件は何だったのだろうか
話の途中で急に現れるのですが、本筋とは関係がないモールス信号のくだり。スパイはラヴロック少佐だという観客のミスリードを誘うためのものだったのでしょうか?ちなみに実際のスパイはシリルで、モールス信号ではなく瓶に手紙を入れて外界と通信していたらしいです。
あと、ラヴロック少佐がマトカの家族に入れてほしいと申し出たときにインドの王女様(潤花さん)がモールス信号で答える場面。。トラウマで話せなくなってしまったという説明はありましたけどなんでモールス信号で答えるの?(´・ω・`)
・犠牲を出さないといいながらも周囲の人を巻き込んで自爆するというネモ船長の矛盾
ロシア軍に悪用されるなら、ノーチラス号と共に自爆するという発想が突飛すぎません?
ネモ船長はあれだけ島民に好かれているのですから、道連れを望む人が出てくることも予想できたはずです。。
・ノーチラス号の大きさ
私の潜水艦のイメージは「しんかい2000」だったので、ノーチラス号がとても立派で驚きました。みなさんお茶を飲んだり、パイプオルガンを弾いたりしていました。
・後味の悪い終わり方(´;ω;`)
尻切れトンボっぽい終わり方です。自爆するネモ船長・レティシア・仲間たち。。彼らが自爆する場面を描写するのも後味が悪いのでこのような表現が良かったのかもしれません。。。でも後味悪い。。。
・マトカについて
お芝居を全部見てもマトカの謎は解けません。。何故マトカは不思議な気候を保っていたのでしょうか。
また、ネモ船長たち亡き後のマトカがどうなるのかも気になりますよね。ラヴロック少佐がリーダーを引き継いでくれるとしても、圧倒的カリスマだったネモ船長のようにうまくいくのかなど色々心配になってしまいます。
いろいろ書いてしまいましたが、ジェンヌさんたちの演技はとても素晴らしくって!
上にも書いたようにさきネモ船長は寡黙ながらも、信念を持っている優しい人なのだなというのが伝わってきました。あとポスターよりもお芝居での方が金髪が似合っていらっしゃるように見えました(*´ω`)
そして、ヒロイン役を演じた彩みちるさん。彩さんは本当に演技がお上手な娘役さんで!父であるモリエ博士(汝鳥伶さん)に出撃をやめるよう訴えるシーンはこちらまで心動かされました。
また、特に印象に残ったのはラヴロック少佐役の朝美絢さん。イケメン+軍服=私得!!!ですよ!
朝美さんはキラキライケメン系だと思っているのですが、今回の役ではそこに渋さも加わっていてますますかっこよかったです!声も低くてかっこよかったです!(私の語彙力。。)
ネットでは賛否両論の感想が多い印象でしたが、私は楽しく観劇しました。たまにだったらこういうお芝居も楽しいですね( *´艸`)