花組「アウグストゥス-尊厳ある者-」「Cool Beast!!」大千秋楽ライブ配信感想
見ましたよー!
華優希さんのラストデイのライブ配信です。
他の退団者の方も最後の晴れ姿美しかったです(´;ω;`)
まず、「アウグストゥス-尊厳ある者-」です。
お話全体としては、んー微妙かも!!(ごめんなさい。。)
面白くないわけではないですが、面白いわけでもないかな。。
ビジュアルは抜群です!柚香光くんにローマ人は合いますね。
ポスターのように、いやポスター以上に柚香さんはかっこよかったです。
それに古代ローマって衣装映えしますよね。どのお衣装も素敵でした。
でも、1回しか見てないからかよくわからない場面がいくつかありました。。
たとえば、カエサル(夏美ようさん)の死後、後継者としてアントニウス(瀬戸かずやさん)でもブルートゥス(永久輝せあさん)でもなく、なぜオクタヴィウスが選ばれたのかがわからなかったです。。また、大神官(華雅りりかさん)がそれを民衆に伝えるのですが、それはカエサルの遺言ではなくて宿る言葉?によって決まったらしいのです。大神官が勝手に決めたってこと??
あと、アントニウスはオクタヴィア(音くり寿さん)と婚約しているのですが、クレオパトラ(凪七瑠海さん)に乗り換えてしまうのです。。彼はオクタヴィアに対してどのような気持ちだったのでしょうね。。
後さらに言うならば、水美舞斗さんのアグリッパの役をもう少し大きくしてほしかった。。(これは我儘です笑)役の序列としてはアグリッパの方が上なのでしょうけど、ブルートゥスとかの方がおいしい役だったと思います。せっかく、れいまいで親友の役なのにもったいないなと思いました。
あと、華ちゃん演じるオクタヴィアが早々に亡くなってしまうのも。。。別に恋愛にこだわらなくてもいいと思いますが、最後なわけですしもっとラブラブしているのが見たかったかも。。
良かった点としては華ちゃんのオクタヴィアです。
どうしてもメリーベルや紅緒のような少女のイメージが強いですが、今回は芯のある大人の女性でした。また、身の上が複雑な設定なのですが、そのようなところもナチュラルでさすがだと思いました。
また、他に良かったのは凪七瑠海さん演じるクレオパトラです。
男役さんが女役をするとき特有の艶やかさがあるのですが、かちゃさんは小顔ですっきりした方だから程よい女装感なのです。また、余裕のあるお姫様なのかと思ったらアントニウスを追って自害してしまう場面は迫真の演技でした。アントニウスとくっついたのは恋愛的な側面だけでなく政略的な面もあると思っていたので、、。
また、かちゃさんはお芝居では女役なのに、ショーではいつも通りのかっこいい男役さんで、さすがだなと思いました。
いろいろ書いてしまいましたが、1回見ただけの感想なのでつかみ切れていない箇所も多く何回か見ると理解が深まってより楽しめそうな作品だと思いました。
そしてショーは「Cool Beast!!」
とっても楽しかったですー!!
表題の通り、獣がテーマのショーで、手先を丸めて踊っていたりなど皆さん工夫していらっしゃるのだなと思いました。
序盤で印象的だったのは、「水の戯れ」でれいはなが踊る場面です。
BGMが水の戯れなのに踊りがワイルドなんです!ですが、全くミスマッチせずむしろ良さが相乗効果で際立っていて素敵な場面でした。
そして柚香さんはオラオラ系だと思っているので、獣風がとっても似合う。。
後に記憶に残ったのはポルノの狼の場面。初日映像でも見ていましたが、肉マイクの破壊力すさまじいです。。そして水美さんの遠吠え。。水美さん、「Aqua Bella!!」でも遠吠えしてた。。そして遠吠えお上手です笑。。
また、瀬戸さんの銀橋を渡りながらのソロもありました。退団を意識したような歌詞でしたが、衣装は白ではなく紺のスーツでした。あえて紺を選ぶのが素敵でした。
その後に瀬戸さんと柚香さんのダンス。この時柚香さんは女装をしているのですが、トップさんが女役?って珍しいかも。柚香さんの衣装が結構攻めていて、足がかなり見えます。とてもアダルティで見ちゃいけないものを見ているようでドキドキしました(*ノωノ)そしてソロの和海しょうさんがやっぱり歌うまい。。安定のうまさ。。
歌うまといえば、音くり寿ちゃんが好きなのですけれども、美穂圭子さんと一緒に唄っている場面が2か所あって、すごいなぁと思いました。おとくりちゃんはかわいらしいイメージが強いですけれども、ショーでは美穂様に負けないくらい力強くパワフルでした。
デュエダンはかっこいい系でした。
デュエダン終わりに千秋楽だからか柚香さんが終わりに投げキッスをしてくれました!!
そして、組長のご挨拶と経歴紹介ののちにサヨナラショーが始まります。
サヨナラショーは花詩集100からスタート。
青いドレスが似合ってて華ちゃんは本当にプリンセスに見えました。。
そして何より印象的だったのが柚香光さんとのタップダンスを組み込んだデュエットダンス。この時華ちゃんはピンクのドレスを着ていたのですが、それが本当にかわいかったです。柚香さんが「Cool!!」ですとか「Wow!!」といったようなことを言いながら踊るんですけど、ギャグにならずかっこよく言えるのがさすがだなと思いました。デュエットダンスはショーのデュエットダンスとは変わってハッピー全開で本当に幸せ全開でした。
本公演は、緊急事態宣言を挟み大劇場千秋楽は無観客になってしまいましたが、こうして無事に千秋楽を終えられてよかったです。やっぱり退団者の方もいらっしゃるのに無観客は寂しいですよね。。これからも先行きが見えませんが、無事に興行が続いていくといいと思います。
愛知県芸術劇場公演「ヴェネチアの紋章」「ル・ポアゾン」感想
見てきましたよー!
アナスタシアから7か月ぶりに!!生宝塚です!
愛知を会場に選んでくれてありがとうございます!!
咲ちゃんも希和ちゃんもおめでとうございます!
やっぱり、生の宝塚は最高です!
「本日は~」の定番のご挨拶からもう感極まりました←
以下、ネタバレです。
「ヴェネチアの紋章」ですが、「ザ・一昔前の宝塚」といった作品でした。(実際そうなのですが)
プロローグは町のお祭りから始まるのですが、もうその場面が美しく、それだけで元が取れたと思いました。今回5階席でしたので、フォーメーションもよく見えなおさら美しく見えました。
でも、お話が難しかったです。。
主人公は、ヴェネチアからコンスタンチノープルへ行ってハンガリアを侵略しようとするのですが、それをしてしまうとスペインの反感を買って、あとオーストリアが~~みたいな話(間違っていたらすみません。。)なのですが、口頭で説明されても、私のおつむでは。。(´;ω;`)
あとサンマルコ殺人事件のお話がどうお話と絡んでいたのかがよくわからなかったです。。私のお以下略
ですが、アルヴィーゼの野望やリヴィアへの一途さといったものはびしびし伝わってきてかっこよかったです。アルヴィーゼはリヴィアと結婚するためためにハンガリア王になるといっていました。それもあるかもしれないですけど、ヴェネチアでもトルコでもどちらでも半端物として扱われていることへの反発みたいなものも大きいのかなと思いました。
また、ヴェネチア・トルコ双方の益になるように働いていたのにもかかわらず、政治的な理由で切り捨てられてしまうというのが切なく感じました。アルヴィーゼの部下たちは彼個人の人柄や優秀さを見ていましたけど、両国の重鎮にとってはただの駒だったというわけです。。
以下、キャストについて。
アルヴィーゼ役の彩風咲奈さん!安定にかっこよかったです!
アルヴィーゼはダークヒーローっぽさもある役なのですが、その少し黒い感じが良かったです!
また、最期の場面の、部下だけは逃がそうとするシーンなどは名演技でした。
リヴィア役の朝月希和さん。一見おとなしそうに見えますが芯の強い女性でした。
最期の身投げのシーンは美しかったです。。
希和ちゃんが上級生娘役だからか、さききわは大人っぽい雰囲気。これからどんな作品を見せてくれるのか楽しみです(*´ω`*)
マルコ役の綾凰華さん!あやなちゃん、こんなにかっこいい男でしたっけ??
小さな所作一つ一つに大人っぽさがあって、私のオペラ泥棒でした。
マルコは本当にいい男なのですよ!リヴィアの自殺を説得する場面など熱演でした。
最後のアルヴィーゼの娘と結婚する発言は??でしたが、
ネットの皆様によると「アルヴィーゼの娘を尼僧院から救出し身分を与えるため」だそうです。なるほど。。これでタイトルを回収するわけですね。。深いです。。
他に印象的だったのははぐれ組トリオ。可愛かったですー(*´ω`*)
マイルドヤンキーなのかと思ったら、最期の姿は果敢な戦士でした。
そして、レヴューは「ル・ポアゾン」
演目発表されたときは、全ツで「ル・ポアゾン」するんだ!と驚きましたが
(初めて宝塚を見る方には大人っぽいショーよりも明るいショーの方がいいのではと思っているため)、
見てみたらやっぱり、「ル・ポアゾン」は最高ですよね!!
そして、テーマ曲の中毒性が半端ないです。。
テーマ曲のインパクトが強いので忘れていましたが、
ロマンチックレビューらしいパステルな場面もあるのですね。
美しかったです。
下級生に疎いのですが、諏訪さきさんがいいポジションでした。
お顔が華やかですし、歌もお上手でしたー!
雪組は将来有望な方がたくさんいて安泰だなと思いました。
あと、エトワールの有栖妃華さんがとてもお上手だった。。
上手いなと思うと有栖さんのことが多いです。注目していきたい娘役さんです。
帰り際に矢場町の松坂屋で行われていたサンリオのカワイイ展に行ってきたので
写真をペタペタして終わりたいと思います。
「ロミオとジュリエット」大千秋楽ライブ配信観劇
「ロミオとジュリエット」大千秋楽ライブ配信を見ました。
B日程の感想は↓
いやーーーーーーーーーーーー、いうまでもなく素晴らしかったです!!
ストーリーを知っているはずなのに毎回泣きそうになってしまいます。
ロミオもジュリエットも天国で幸せになってね。。
また、特に素晴らしかったのは2幕の「僕は怖い」のリプライズ!
絶望感あふれる場面なのですが、どこまでも伸びる声!!礼真琴氏強すぎる。。
GW中に見た配信とは役替わりのパターンが違ったのですが、
差が一番印象的だったのは「死」でした。
なんといいますか、愛月ひかるさんの方がおそらく「死」のキャリアが長いです。
愛ちゃんの死は、クールな仕事ができる中堅社員というように感じました。
一方、今回見たぴーすけくんの死は、ちょいチャラな若手社員みたいな感じ?
気まぐれで、面白半分に死をしているときもあるし真面目なときもある。
あと、ロミオが気に入っていて、ほかの人達よりも少し贔屓目に接しているように感じました。
あとロミマキュベンはA日程の方がよりヤンキー味があるように感じました。B日程ではあかさんベンヴォ―リオが人の良さがにじんでいたからかな。
また、エピローグのナレーションを今回改めて聞いて、
「愛」のキャラクター性について考えさせられました。
(今までナレーション流し聞きだったのであまり深く考えていませんでした←)
モンタギューとキャピュレットの闘争は、「愛」と「死」の代理戦争
ということは認識していましたが、ナレーションによると、
愛と死で人間の心の操作権を奪い合っているとのことです。(ニュアンス)
つまり、愛は人間の味方というわけではないんですね。
愛はただ人間を幸せにするためだけのものではないということです。
多幸感を感じる一方で、愛によって苦しんだり道を踏み外したりすることもあります。
ロレンス神父はそのことに気づいていますが(「愛の為に」の場面)、
ロミオとジュリエットは若さゆえにそれに気づいていないのです。
そして、愛を追求する故に死んでしまうという悲しい結末を迎えます。
(上記のように私は考えましたが、どうでしょう??ライブ配信だと自分のペースで見られないので、Blu-rayを買って物語の理解を深めたいと思います。)
また、千秋楽なので退団者の方のご挨拶がありましたが、
有観客で最後に大階段を降りることができてよかったです。
「ロミオとジュリエット」の演目が発表されたころは、
このような社会情勢になってしまうとは思いませんでした。
公演中も客席を間引いたり、公演中止になってしまったり
(私のチケットも消えました)など残念なこともありましたが、
この「ロミオとジュリエット」は間違いなく語り継がれるべき名作で、
ライブ配信という形でもそれを見ることができて、幸運でした。
宙組「ホテルスヴィッツラハウス」配信感想
エリザガラコン大千秋楽(とても素晴らしかった!!)から
はしごしての観劇でした。カーテンコールの小池先生のお話が長く、
間に合うか心配になりましたが無事に間に合いました笑。
演目が発表されたときは既にコロナ禍でしたが、
劇団の意思としてあえてこの題材を選んだのだろうなと思わせられました。
劇中で何度も繰り返された「Life in the theater」という言葉が
タカラジェンヌも裏方もいつも最高の舞台を届けるために努力してくださっているのを感じているからこそ響きます。
(でもねでもね、自らそういうメッセージ性を押し出しすぎるのはどうかな?とも
少し思ってしまいました。自分が穿りすぎなのかもしれませんが。)
他にはお芝居で引用されていたニジンスキーのセリフが個人的には印象に残りましたた。
このような状況にあっても、個人ができること・しなければならないことがあり、それをすることで状況を少しでも好転させることができればいいと思います。
また、終盤に万里柚美さん演じるウェリントン夫人がバレエを鑑賞して
元気になる場面がありましたが、あれは大なり小なり私の姿です。
GW前は仕事も忙しいし、遊びにも行けないしで、心に余裕がありませんでした。
でもGW中にライブ配信を見たことで、明らかに元気になりました!
自粛ばかりで期待していなかったGWがこんなにも心みたされた日々になるとは思わなかった。ありがとう宝塚とエリザガラコン。。
いやーーーーーーーーーそれにしても真風さんかっこよかったですね!
スーツの真風さんはおなじみですが、今回もやっぱりかっこいい!
今までオーシャンズ11やアナスタシアなどチョイ悪の役が多かったですが、
今回のロベルトは誠実な役でした。
潤花さん演じるニーナをバーに誘う場面がありますが、
あんなスマートな誘い方は男役しかできません。(*ノωノ)
2人の並びも麗しく、これからが楽しみになりました。
あと芹香さん演じるヘルマンとビリヤードをする場面も美しかったです。
また、ビジュアルで言えばユーリーを演じた桜木みなとさん。。!!
私が知っているいつもニコニコしている桜木さんではなかった。
いつの間にあんな色気ダダモレの男になっていたの。。黒シャツ似合ってたよ。。
他に印象に残ったのはシルヴィを演じた春乃さくらさん。
知らない方だったのですが、ソロの場面が結構あって、歌がお上手だと思いました。
そしてドイツ軍人とカップルになるのですが、この2人が切なすぎて。。!!
実際にこのような人たちがいたのかもしれないと思い、
話の本筋ではないストーリーなのですがとても印象に残りました。
せっかくの潤花さんのお披露目だったのに、梅田は公演中止になってしまった
ことが悔やまれます。
ですが、2人の並びがお似合いで、これからどのような芝居を見せてくれるのか
楽しみなりました。
シャーロックホームズのポスターがとてもきれいだったので今から期待しています(*´ω`*)
エリザガラコン配信_望海さんトート版感想
エリザベートのガラコンサートの配信を見ました。
5/3公演で、トート:望海風斗さん、エリザベート:夢咲ねねさん(1幕)、明日海りおさん(2幕)の回です。ゾフィーは純矢ちとせさんですし、89期強すぎん??
望海さんのトート閣下がどんなものかなと思い軽い気持ちで見たのですが、予想をはるかに超えたトート閣下でした。。!!
望海さんは観客の予想を常に大幅に上回ってきます。。恐ろしい役者。。
まず、ビジュアルが最高です!!もともと望海さんはきりっとした美人なのでトート閣下が似合います。
また、顔のサイドに黒い文様を入れており、それがまたちょい悪で素敵です(*´ω`*)
そして知っていましたが、歌がバリ上手い。。
どうしたらあんなストーン!とした声が出るの。。コンサートなので動きが少ないことも関係しているのかな。序盤の「愛と死の輪舞」だけで元が取れたと思いました。
「私が踊るとき」で、シシィにそっぽを向かれる場面がありましたが、その際のチッとした顔がとてもよかったです。また、「ミルク」のセリフや「死ねばいい」のいい方もカッコよすぎて。。宝塚は卒業されましたが、宝塚で演じてきた役の片鱗が垣間見えて、望海さんはやっぱりすてきだなと改めて思いました。
また、シシィは役替わりで1幕は夢咲ねねさん。相変わらず可愛いなー!
どうしたらあんなにヒロイン感が出せるのでしょう。失礼ながら夢咲さんは歌があまりうまくないイメージがありましたが、「私だけに」は最後の高音もきれいで圧巻でした。
今回はコンサートということで、小物などはない場合も多いのですが、「嵐も怖くない」や「私だけに」では、ネックレスやナイフがなくても情景や気持ちが伝わってきました。
2幕のシシィは明日海りおさん。みりおさんは舞台で初めての女役らしいです。
男役っぽさが出るかなと思いましたが、「ずっと娘役だったのでは?」と思うほど自然でした。みりおさんは別日程ではトート閣下を演じていたので、切り替えがさすがプロだなと思いました。高音もきれいで特に「愛のテーマ」はハモリが美しかったです。
そもそもみりだいでシシィとトートなんて贅沢すぎん??目も耳も幸せでした。
みりおさんは劇中では気品あふれていましたが、あいさつでは「望海トート爆誕」や娘役のお辞儀を忘れてしまったり、いつも通りのふわふわみりおさんで癒されました(*´ω`*)
他に印象的だったのは、ルキーニの宇月颯さん。トシさんはやっぱりかっこいいですね!!べらんめえ口調が上手いですし、安定の実力者です。チョイ悪の役つながりでグランドホテルの運転手を思い出しました。
他にもOGの方たちは、卒業されても男役・娘役らしさがあふれていて素晴らしいと思いました。
本当にレベルが高くて、記憶が薄れていってしまうことがもったいないです。。
音源とブロマイドが欲しいと思いましたが、販売はないらしいです。。
絶対売れるのに。。!!偉い人お願いします。。
【追記】
あまりに素晴らしかったので、大千秋楽も配信を見ました。
望海さんは5/3よりも荘厳さが加わっていて、こちらも素晴らしかった!。
特に「死ねばいい!」のいい方が変わったように思いました。
(5/3は嬉しそうだが、5/5は突き放すような感じ)
また、カーテンコールではメインキャストだけでなく
小池先生と小柳先生のご挨拶もありました。
小池先生が「千秋楽をライブ配信で3万6千人、映画館で6000人が見ている。」
といったようなことをおっしゃっていて、エリザのコンテンツの大きさを思い知らされました。また、勝手に経営状況を心配していたので、安心しました←
また、メインキャストの挨拶はねねちゃんが私が思っている
ことをすべて代弁してくれて、ありがとう。。
また、キャストの方が仰っていたように、退団した後も
このような結束を見せられる宝塚というカンパニーはすごいなと思いました。
おすそ分けを見せていただいて、幸せな気持ちになりました。
星組「ロミオとジュリエット」B日程配信
ロミオとジュリエットのチケットが緊急事態宣言で消えてしまったため、配信で観劇しました。公演中止になった時はかなり落ち込んだので、オンライン配信を実施してくださり、ありがたいです。。
前回見た時(柚希さんのやつ)から時間がたったためか、「こんな突っ込みどころの多い話だっけ?」と思ってしまいましたが、そのような些細なことを吹っ飛ばしてしまうほど、やはり話の大筋と音楽が素晴らしかったです!!ストーリーは把握しているのにときめきが止まりません。。まさに青春ですし、ことなこがそれを演じるということが奇跡!ビジュアルも実力も素晴らしい。。演目選んだ人ありがとう。。
そして重々承知していたことですが、礼さんも舞空さんも役が合いすぎます!2人とも若々しくフレッシュなキャラなので、最適ですよね。
特に結婚式にやってきたジュリエットを見て笑うロミオ、素敵すぎる。。他にもロレンス神父に結婚式を取り付けたり、ティボルト殺害後に懺悔をしている場面で少年特有の初々しさがにじんでいて、尊いです(語彙力)その一方でリプライズの「僕は怖い」での絶望感はすさまじく印象的でした。
ジュリエットはとにかくかわいい。。ひっとん可愛すぎる。。バルコニーの場面は可愛いし、ロミオと乳母で少し対応が違うのも可愛い。(可愛いしか言っていない)
他に印象的だったのは何といっても愛月ひかるさんの死!!キレキレでダンスをしているかと思ったら「僕は怖い」ではロミオにまとわりつくような感じもあり、美しくも気味が悪く、とても魅力的でした。特に印象的だったのは終盤で死が笑う場面。役を発揮することで、セリフがなくてもこんなにも存在感が出せるのだなと思いました。
また他に印象的だったのは乳母の有沙瞳さん。有沙さんは歌がうまいだけでなく、可愛い役から貫禄がいる役まで何もかもできる芝居力がありますよね。「きれいは汚い」の場面ではそれが発揮されていましたし、「あの子はあなたを愛している」は歌が上手なだけでなく聞いている方まで感情移入してしまいました。
他は綺城ひか理さんのベンヴォ―リオ。あかさんって歌がこんなにお上手だったんですね。。!!「どうやって伝えよう」がとても印象的でした。若者組で唯一の生き残りのベンヴォ―リオですが、あかさんベンは人の良さがにじんでいるから大丈夫だろうなと思わされました。
そしてフィナーレ。
男役群舞がキレキレでかっこいい!なぜあんなに俊敏に踊れるのか。。劇中とは異なり、ロミオのオラオラ感が増しているのがまたかっこよかったです。
そして、デュエットダンス!フラメンコ風でかっこいいです。こちらも倍速で見ているのかな?と感じてしまうぐらいの超絶技巧です。ことなこは、いつもデュエダンのレベルがとても高いです。。これからもたくさん見させてください。
宝塚初の無観客オンライン配信でしたが、拍手がないと少し寂しくも感じました。まさにこの感動を「どうやって伝えよう」なのです。。
次にロミジュリの配信を見るのは大千秋楽の予定です。早く安心して観劇できるようになっていてほしいですね。
望海風斗ラストデイライブ配信を見ました。
4月11日、雪組公演「fff」「シルクロード~盗賊と宝石~」ライブ配信を見ました。
コロナ禍になり始めてのトップさんのラストデイでした。
映画館ではなく家でラストデイの配信を見るのは初めてでしたが、
全部で5時間半くらいあってみてるだけなのに疲れてしまいました笑
どうもこうも、どうしてこうジェンヌさんの退団挨拶には
泣かされるのでしょうか。。
望海さんの「生まれ変わっても宝塚で会いましょう」という言葉は印象的でしたし、
幕前で望海さんに好きと言われてお花でお顔を隠す真彩ちゃんが可愛かったです(*´ω`*)
サヨナラショーはドン・ジュアンに始まり、ガトボニやファントムのHome、Music is my lifeなど懐かしい曲がたくさんありました。ドン・ジュアンは衣装や化粧まで合わせてくれてうれしかったです。
サヨナラショーはA日程B日程関係なく組子全員が参加しているそうで、本当に輝いて見えました。
お芝居もとてもよかったです!
そもそも難聴の音楽家なんて、今まで不幸な役をやってきた望海さんに似合わないわけないですよね。
真彩ちゃんの役の「謎の女」というのも配役を見た時は???
でしたが、ベートーベンと恋仲になるわけではありませんが
とても重要な役柄で、謎の女の正体が分かった時は鳥肌が立ちました。
また、ベートーベンと謎の女の掛け合いが面白かったです。
正体がわからない謎の女にコーヒーを淹れさせたり片づけをさせたり。。
本物のベートーベンも仕事一筋でこんな人だったのかなと思ってみたり。
他に印象的だったのは、オーケストラの方がいないことを利用して、ベートーベンと楽団がオケピの中で演奏しているという演出!
「ピガール狂騒曲」のときもオケピに橋を渡したりしていましたが、
このような柔軟な演出はとても素敵だと思います。
強いて言うなら、ベートーベンやナポレオンが「生には苦痛ばかり」という話をする場面から運命を見つけて歓喜に唄うまでの流れが少し唐突に思えたかもしれないです。。
上田先生はメッセージ性の強い作品を作る方で、お芝居のいたるところにこだわりが感じられたのですが、1回では少し消化不良なところがありました。
あと何回か見たら新しい発見があるのだろうと思いました。
そして最後に第九などをうたうラスト。
あれだけ運命といっていたのに運命ではないのかと思いましたが(運命は歌唱にもラストにも不向きだと思いますが)、とても圧巻でした。
望海さんは「全身全霊で歌うこと」を見せつけてくれたように感じましたし、
それを支える組子がとても迫力があって、本当に素晴らしいラストでした。
そして、シルクロードを題材にしたショー。
最初はアラビアもの?と思いましたが、これがとってもかっこよかったです!!
アラビアンな衣装やターバンなど、素敵でした。
アラビア風で行くのかと思いきや、途中ではシルクロードの東端ということで上海の場面もありました。これはBUND/NEON上海ですか?!生田先生ですし!!
印象的だったのは黒燕尾の青い花を持った望海さんが彩風さんに花を渡すところです。
この場面、退団する方はポケットに白いお花が入っていましたね。
こういう演出、粋ですよね。。
私が生の望海さんを見たのは2020年の1月に大劇場で見た「ONCE UPON A TIME IN AMRICA」でした。
その後にコロナがはやり、「NZM」はチケット取れず、「fff」はチケットを入手しましたが、2度目の緊急事態宣言が出て、チケットを払い戻すことになりました。
「ONCE」を見た時は、最後の生観劇になるとは思っておらず、退団公演を生で見られなかったのは本当に残念でした。
しかし望海さん真彩ちゃんがトップ内定のニュースを見た時から「できるだけ観劇しよう」と思い、自分にできる範囲で雪組を追いかけていたので、今回、お二人や退団者の方が最後まで駆け抜けていく様子を見させていただき、私も勝手に清々しい気持ちになりました←
公演が延期になったり、出演できない下級生がいたり、退団パレードができなかったりで出演者や関係者の方は想像できないほど悔しい思いをなさっていたと思いますが、
11日のライブ配信はそれをはねのけるほど愛にあふれていました。
その瞬間をライブ配信で見させていただき私にとっても忘れられない瞬間になりました。