「WELCOME TO TAKARAZUKA」「ピガール狂騒曲」ライブ配信感想
1/3、月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA」「ピガール狂騒曲」のライブ配信を視聴しました。
「WTT」は坂東玉三郎さん監修という事で話題になっていた作品です。
初日映像では「ウェルカム!ウェルカム!」のメインテーマが印象的でしたが、テーマソング以外は歌は無しで、音楽と舞踊で見せるレビューでした。
歌がないと退屈かなと思われるかもですが、全くそんなことはなくどの場面も美しく素晴らしかったです。
松本悠里さんの舞踊や月城かなとさんと風間柚乃さんの舞など見どころはたくさんありましたが、なんといっても印象的だったのは月光に合わせた中詰めでした。
黒いお着物に金色の扇がシックでとても美しかったです。もうこの場面だけで元は取れたなと思います。これは生で見たら迫力が大きかったのだろうなと思いました。生で見られた方羨ましい。。
また、この場面からフィナーレへの流れが秀逸でしたね。場面が一機に明るくなり舞台冒頭のチョンパと同じくらい感動しました。
コロナ禍前の予定からは遅れてしまいましたが、お正月にふさわしいレビューで年明けから晴れやかな気持ちになりました。
そして、ピガール狂騒曲。
シェイクスピアの十二夜から着想を得た、万国博覧会前のパリを舞台にしたお芝居です。こちらも面白かったなー!
おそらく普段からアドリブが多めな舞台だったこともあり、(珠城りょうさんも月城かなとさんもロングトーンが素晴らしかったです!)劇場に通われていた方が羨ましい限りでした。
今回のお芝居の目玉は何といっても、1人2役のたま様ですよね!ジャックとジャンヌの時で衣装だけでなく髪型も変えていらっしゃって、早替え大変だったろうなと思わせられます。また、お芝居も演じ分けられていてさすがでした。
個人的に好演だったのは、ガブリエル(美園さくらさん)の夫ウィリーを演じた鳳月杏さん。本当に鳳月さんは渋いいいお芝居をしますよね。月組は全体的に若いので、なおさら上級生の演技が際立つと感じました。
また、他に好演だったのはダンサーのレオ役の暁千星さん。フェッテは本当にきれいで見とれてしまいました。しかも踊っているときに輝いているのよ。。もっと踊っている姿を見せて。。今回は思いのほか役が小さかったのが残念。
また、少しお姉風?の光月るうさんや女装の風間柚乃さんなど面白かったです。
ですが少し難を言えばお話としてやや弱いかなとも思います。
結局ガブリエルは女流作家や舞台女優として成功できたのでしょうか?
また好きになったジャンヌと似ているというだけでヴィクトールとうまくやっていけるのでしょうか??描かれなかったお話の今後が老婆心ながら気になってしまう舞台でした。。
ですが、渾身の演技やアドリブが多く入っていて、ハッピーな気持ちになれる舞台でした。新春初宝塚が楽しい幕開けとなり良かったです。
SS席で宙組「アナスタシア」みてきました。
少し前ですが、宙組公演「アナスタシア」を見てきました。
かなり行くか迷っていましたが、、、9か月ぶりに大劇場へ行ってきました。
手洗いうがいは念入りにし、無駄な話はせず(一人でしたので。。)気を付けていってきました。
なぜ今回行くことにしたかというと、演目が気になっていたこともありますがなんといっても
SS席(3列目)がとれたからです!
SS席に座ったのは「ポーの一族」以来でした。
遠い席も舞台を全体的にみられてもちろん良いのですが、近い席は格別です。
久しぶりという事もあり、舞台が美しすぎて泣けました。。今回はロマノフ王朝の方のドレスがビジューが輝いていて衣装が生きているようでした。
また、目が合うかなとも思いましたが、目が合うのはもう少し後ろの席ですね。確かにそんな近くに視線を向けたら下を向いているように見えてしまいますよね。。
そしてもちろん、ジェンヌさんたちも美しかったです。「ポーの一族」でみりおさんを近くで見た時は天使か(※バンパネラです)と思うほど美しかったのですが、真風さんは彫刻のように美しかったです。
あんなに美しいものを見たら拍手してしまうよ。。
宝塚にはもともとトップスターが出てきたら拍手をするという風習がありますが、
「真風さんが出てきた!拍手しよう!」ではなくて「かっこいい人が出てきた!拍手!真風さんだった!」なんですよね。
以下、舞台の感想です。ネタバレしますのでご注意あれ。
私、数年前にアナスタシアの楽曲にはまっていましてひたすらCDを聞いていたのです。ですので、ジェンヌさんたちが実際に歌ってくださり、好きなもの同士のコラボで嬉しかったです。特に「learn to do it」が好きなので、桜木みなとさん演じるヴラドがお茶目で良い味を出してくれていて、映画よりもキュートな場面になっていてうれしかったです。
また個人的に印象的だったのは、ロシアからフランスへ電車で移動する場面。出発前の故郷を思う歌も素敵でしたし、盆の回転と背景の映像で電車が動いているように見せる演出がとても秀逸だと思いました。疾走感が出ており、電車から飛び降りる場面はみてる方が緊張してしまいました。他にも背景が美しい場面が多く、映像演出がきれいでした。
キャストとして印象的だったのは、グレブ役の芹香斗亜さん。大人の余裕がある演技が以前から好きだったのですが、今回も光っていたと思います。
また、「家族」がお芝居のテーマなのですが、個人的に一番共感できるキャラクターでした。現代ではアーニャやディミトリのように若くして親を失う経験をしている人って割合としては少ないと思うのです。しかし、グレブのような父(理想)に近づきたいのに近づけない、また、社会的な立場もありそれを表に出せないというのは現代の私たちにとっても共感しやすい境遇だなと思いました。「革命に感情はいらない」の歌詞があんな伏線になるとは思わなかったな。
彼は父の息子にはなれなかったものの、「アナスタシアは幻だ。革命を実行するのに幻に付き合う暇はない(ニュアンス)」のような切り替えの良さを見せて、優秀な人なんだろうなと思いました。副総監としての理想とアーニャを思う個人との間で揺れ動き、後者を受け入れる場面は芹香さんの演技が素晴らしく涙が出ました。
また、ほかに印象的だったのはマリア皇太后の侍女リリーを演じた和希そらさん。
和希さんが芸達者なのはもちろん存じていましたが、女役もお上手でしたね!男役の方が女装をするときの妖艶な雰囲気がいい意味でなく、ナチュラルな女性に感じました。そしてずんそら萌しました。。2人ともかわいすぎるお(/ω\)
フィナーレでも娘約2番手の位置にいて目立っていましたね。
そしてやっぱり主役のディミトリ役の真風さん。
今回もカッコよかったです。アーニャを利用しようと思っていながらもだんだんと感情移入してしまう過程が伝わってきました。序盤のちょっとワルなディミトリも終盤の熱いディミトリも素敵だったな。
あと個人的に良かったのは夢を見ていうなされるアーニャに駆け寄る真風さんね!包容力!!!
アーニャ役の星風まどかさん。
「オーシャンズ11」や「FLYING SAPA」を経たからか強い女性の演技がお上手になっているように思いました。お化粧も変わったのか私のイメージよりも大人っぽくなっていました。でも強いだけでなく可愛いの。。最強。。
宙組の演者さんは素敵でしたし、好きな楽曲ばかりで大満足でした!久しぶりに生で感激して、本当に元気になりました。宝塚は心の栄養補給だからさ。。
最後に新しくできた宝塚ホテルも見てきたので写真をペタペタして終わりにします。
↓ちゃぴさんが来てたエリザベートの衣装。
ロビー2Fから。掛けられているのは絵でなく緞帳らしいです。緞帳素敵すぎる。。
宝塚花組「はいからさんが通る」千秋楽ライブ配信感想
花組「はいからさんが通る」千秋楽のライブ配信をU-NEXTで見ました。
B日程でフィナーレは浪漫バージョンです。
男役群舞が黒燕尾なのが浪漫バージョンなのかな?
個人的にはみりおさんの退団公演を8月に観に行ってから1年3か月ぶりの花組公演でした。
ムラで公演をしていた時は、長期休演したりなど私には計り知れない苦労があったと思います。ですが、体調不良を申告した生徒さんの勇気ある行動や劇団の対応をみていて、私が推している劇団が宝塚で本当に良かったと思っています。これからも細々とですが応援させてください(/ω\)
そして、表題の「はいからさんが通る」ですが、素晴らしかったです。
そもそも、花組×はいからさんが通る×小柳奈穂子先生で面白くないわけがありません!!
そして、知ってたけど伊集院少尉、、、顔がいい、、、
伊集院少尉は柚香光さんの当たり役ではないかと!
柚香さんも伊集院少尉も単体でもちろんかっこいいんですけど、相乗効果たるや!
一人でライブ配信を見ていたのにクッションをたたいて悶えてしまいました。
もちろんビジュアルだけでなくお芝居もいいですよね。銀橋で告白する場面とか手を取って走る場面とか、少尉の優男ぶりがかっこよかったです。普段の柚香さんが元気キャラなのでそのギャップもあるかもしれません。
あとシベリアの寒さに凍えながら紅緒を思うシーンや、ラリサの恩と紅緒への愛の間で揺れ動くシーンなど苦悩するお芝居が観客側も苦しく感じてしまうほど良かったです。少し前ですが、「ポーの一族」のときの「願わくは・・・」が今でも印象に残っているくらい良かったので、そのような苦悩するお芝居がお上手なのかも。
そして「はいからさん」こと花村紅緒を演じた華優希さん。かわいかったなー。
はいからさんのイメージ通りにエネルギッシュ!自転車で舞台を回ったり、竹刀を振り回したり。おきゃんなだけでなく、少尉の訃報をきいたときに白い喪服を着て伊集院家を守る決意をする場面など意志の強さも素敵でした。
女学生の袴から、ドレス、職業婦人のパンツスタイルなど、衣装も可愛かったです。
青江冬星を演じた瀬戸かずやさん。言わずもがな花男ぶりを見せつけてくれてかっこいい!
上級生が演じる余裕が冬星さんのかっこよさを増させていたように思います。
終盤で紅緒にぐいぐいアプローチする姿がかっこよかったです。
鬼島軍曹は水美舞斗さん。これもはまり役ですよね。
水美さんは普段からリアル男子感があるので、鬼島軍曹のような骨太系が似合ってました。鬼島軍曹はワイルド系でしたが、フィナーレでは笑顔の水美さんで階段を下りてきたのが可愛かったです←
北小路環は音くり寿さん。
歌が上手い!!そしてかわいい!!これから活躍していってほしい娘役さんの一人です。
音くり寿さんはエトワールの時の衣装とパラソルが可愛かったです。
蘭丸くんは聖乃あすかさん。
聖乃さん自体が中性的な方なので、女形の歌舞伎役者が似合っていたし、ヘタレな演技が上手でした←
「僕は臆病だけど・・・」からの恋から身を引く場面は切なかったです。
欲を言えば、鬼島軍曹や環さんの話をもう少し掘り下げてほしかったかも。
正直、2人が両思いになって満州へ行く流れが唐突に見えてしまいました。
以前原作漫画を読んだときは、環さんは先進的な考えを持った自立した女性で好きなキャラクターでしたが、ちょっとキャラクター付けが弱かったかなと思います。「殿方に選ばれるのではなく私が殿方を選ぶ」のセリフは舞台でも言われていましたが、もう少し人となりが分かる場面があったらよかったのかも。
時間の尺やトップコンビのお披露目公演という事もあり、仕方ないとは思いますが。。
またフィナーレではデュエットダンスが素敵でした!柚香さん華さんというよりかは、少尉と紅緒がそのままダンスをしているようで、2人が幸せになってよかったと思える素敵なダンスでした。2人とも白い衣装で結婚式のようでした。
宝塚のデュエットダンスは本当に見ていて幸せになれる。。
最近、自粛で単調な生活をしていたので、今回のライブ配信は私の心に潤いを与えてくれましたし、私はやはり宝塚が好きだなと改めて思いました。これからも新しい花組の活躍を、宝塚を見続けていきたいです。
「NOW! ZOOM ME!!」ライブ配信感想
9月19日、大劇場千秋楽の「NOW! ZOOM ME!!」ライブ配信視聴しました。
1幕は外部の曲がメインのコンサート、2部はパロディなどのお楽しみや宝塚の曲、ゲストの真彩希帆さんとのデュエットなど盛りだくさんでした。
それにしても、サイト―先生は絶好調でしたね!NOW ZOOM MEのロゴがノゾミになる演出には驚きましたし、望海さんが真剣に歌う中、背景で輝くノゾミのロゴを見ると笑ってしまいました( *´艸`)
ちなみにこのコンサートのテーマ曲は「ZUKA ZOOM UP!!」という曲なのですけれども、この曲だけでサイト―節が出ています。一度聴いたら忘れられないメロディと歌詞、サイト―先生最初から飛ばしすぎでは?!
1幕は選曲が「キューティーハニー」や「学園天国」など昭和よりだったかなと思います。背景のパネルには歌唱中の組子が名前付きで紹介されており、いい演出だと思いました。とても気になる組子がいるのに名前が分からないという事が度々あるので。。
他にもコナンVSダーティーレオ(煌羽レオさん)やマジックの場面など変わった場面もありました。私はマジックの仕掛けが全然わかりませんでした。。どうなってるの?!
2幕は「106年雪組アヤナギ先生」というパロディから始まります。彩凪翔さんが金八先生のパロディをするのですが、やっぱりイケメンは隠しきれませんよね!他にもふうこちゃんという望海さんが女性化(もともと女性ですが)した姿も見られ、皆さん楽しそうでした。
また、他のパロディでは「もしも雪組の悲劇が喜劇になったら」というコーナーも印象的でした。今までの望海さんを組み合わせた大村ロベスピエール貫一郎などの役が出てきて、世界観が迷子でした笑。ストーリーは・・・でしたが、南部弁の「You are my own」なども聞けてレアな体験でした。そしてパロディでも歌唱の場面は本気で、そのギャップが輪をかけて面白かったな。
そして楽しみにしていた真彩ちゃんの出番!まず真彩ちゃんが「You raise me up」を歌唱。本当に真彩ちゃんは上手ですよね。最近、トップなりたての頃の動画を見返していたのですが、当時も十分お上手なのにそれを上回っていて伸びしろに驚きました。のちのトークコーナーで望海さんがおっしゃるには「真彩ちゃんはわき腹から声を出している」とのこと。一般人には想像もつきません。。
そして、塔の上のラプンツェルの「輝く未来」を望海さんと真彩ちゃんでデュエット。トークコーナーでも二人が仰っていましたが、こういうキラキラで幸せそうな2人がみたかったの!!選曲した人ありがとう(´;ω;`)
他に嬉しかったのはエリザベートの「私が躍るとき」。これは私を含めてみたかった人が多かったのではないでしょうか。
あと「SUPER VOYAGER!!」も嬉しかったな。望海さんの大劇場お披露目でしたが併演の「ひかりふる路」も大好きで、何度もDVDを見返していました。(芝居とショーの温度差が激しかったけれど笑)大好きなショーがまた舞台でみられてうれしかったです。
そして、「Music is my life」の弾き語り。ショーは大人数のコーラスで迫力があったけれども弾き語りバージョンも良かったです。
次にお客からのリクエストコーナー。歌われた曲は「ひとかけらの勇気」「変わらぬ思い」「愛の旅立ち」でした。
そのあとは組子交えての宝塚メドレー。「ミレニアムチャレンジャー」「JOYFUL!!」「ZUKA! ZOOM UP!!」など。
アンコールはナオト・インティライミ氏提供の「夢をあつめて」。Youtubeで配信されていたのをずっと聞いていたので、コンサートではいつ歌うのかな?とずっと思っていたのですがアンコールでした。YouTubeでも配信されていたバージョンもいいですが、劇場で聞くのはまた歌い方が違っていて面白いですね。ナオト氏は「あえて宝塚らしくない楽曲にした」と以前仰っていましたが、私はやっぱりミュージカルみたいな力強い歌声が好きなので、劇場での歌い方も素敵だなと思いました。
宝塚の楽曲から、洋楽、パロディまで幅広く網羅されていて、いろいろな望海さんを見られて楽しかったです。そしてどれも本当にお上手。。その一方で、コンサートが開催されるという事は卒業の日が近いという事でもあり、少し寂しくも思いました。
今回は惜しくもライブ配信での視聴となってしまいましたが、やっぱり生で見られるのが一番ですね。卒業公演は観に行けるといいなと思います。
真彩希帆さんミュージックサロン「La Voile」ライブ配信感想
真彩希帆さんのミューサロ「La Voile」のソワレ配信をみました。
真彩ちゃんの歌のうまさ、かわいさ、芝居心などはもう語りつくされていることと思いますが、本当に素晴らしかったです!コロナ禍で彩のない毎日を送っていたので、本当に癒されました。
内容はまさに真彩ちゃんの宝塚人生をなぞっていくような選曲で盛沢山でした。(松島音頭とか笑)
そして、私のために選曲したの?!(違う)と思うくらいセトリが神でした!
特に印象に残ったのは
・エリザベートのマダムヴォルフのコレクション
・Guys and DollsのA BUSHEL AND A PECK(山盛り大好き♪の曲)
新人公演で歌った曲ですね。マダムヴォルフの曲は衣装も寄せていて素敵でした。
・泥棒紳士
少女漫画の世界観!
真彩ちゃんの腕時計を外すときのあやなちゃんがかっこよかったです。。(*ノωノ)
・あごで受けなさい
個人的にミーマイの中で一番好きな曲。真彩ちゃんが歌ってくれてうれしかったな。そして笑顔が可愛かった(*'▽')
・愛していれば分かりあえる
・ダンスはやめられない
これはみんなが見たかった奴じゃない?!退団したらモーツァルト!出てくれないかなー。
・いのちの歌
知ってたけど声が良い。。透き通るような歌声に素敵な歌詞で染み渡りました。そしてこのご時世にこの曲を選んでくれたこと、感激しました。
・My ever lasting dream
アンコールが書下ろし曲でしかも真彩ちゃん作詞とはびっくり!
幼少期から宝塚を夢見て頑張ってきた軌跡、周囲の方への感謝などが歌詞に込められていていました。歌詞の良さと同時に、この曲は宝塚人生の総括であって、卒業の日が近いことを改めて感じました。
コロナ禍があけても、ディナーショーやミューサロのライブ配信は続けてほしいなと思います。やっぱりディナーショーって金銭的にも精神的にもハードルが高いと思うし、ライブ配信は受容あると思うのよね。スカステに入っているとみられるらしいけど、皆が皆、加入しているわけではないし。なにより、こんな素敵なショーなのに限られた人しか見られないなんてもったいない!笑
今回、配信をみていつかディナーショーに行ってみたいという思いが強くなりました。ステージの近くに客席が用意してあったのですが、あんなに近くで好きな人の歌を聴けるなんて素敵じゃない?(まぁ、チケットが取れるかは別ですが。。)
大人になって見方が変わる事【千と千尋の神隠し】
演劇感想ブログですが、映画の感想も書かせていただきます。。
最近、遠出ができず、映画館でジブリの再上映に足を運んでいる。
この一か月くらいかけて、
とみて、どれも一度は見たはず(特にもののけ姫は大好きで何度も見ている)なのに、作品のすばらしさに震えている。
つい最近は「千と千尋の神隠し」を見てきたので感想を書きます。
最後に見たのは小学生高学年ぐらいの時で、そのときはあまり印象に残らず、どちらかというとカオナシが暴れるシーン等が怖かった記憶があった。あと冒頭のパパとママがブタになるシーンが怖かった…
ですが、今回映画館で見て、
もう、すごい泣いた。
なぜこの作品の良さに気づかなかったのか自分!!
(みなさんは既にご存知だと思うし、語りつくされていることだとは思いますが。。)
ていうか、千尋めっちゃいい子やん!
冒頭のシーンで不機嫌なのでいい子のイメージがなかった。。自分が10歳の時はあんなに周囲に思いやりがなかった(今もですが)し、劇中でどんどんたくましくなっていくのがすごい。。
そして、油屋の人たちが親切なこと!
小さいときに見た時は、油屋の人たちは怖いイメージがあったけれども、窯爺もリンさんも口は少々悪いが親切で面倒みがいい。モブもわちゃわちゃしていて活気がある。むしろ羨ましい職場の雰囲気。
湯婆婆も口は悪いけれど、カオナシが暴れた時に手を貸したりなどいい面もある。
お客の神様たちも、オクサレサマが帰っていく場面で一緒によろこんでいたりとかわいい笑(ちなみに私の推しはオオトリさま)
そして、最後の千尋とハクがまた会えることを誓い合って別れていくシーンが切ない。
ハクの手から千尋の手が離れていって、名残惜しそうにハクの手がフェードアウトしていくシーン。
そのあとハクは湯婆婆との約束通り八つ裂きにされたのではないかという推測がネットに書いてあったけど、私はそう思わないな。
私はなんだかんだで湯婆婆はそこまでの悪人ではないと思うし、名前(自分の本質)を忘れないことがこの作品の要ではないかと思うから。
千尋は、千になりかけたこともあったけど自分の名前を忘れずにいたし、湯屋の人たちがカオナシの砂金に群がっていても「両親を人間に戻して町に戻る」という信念を貫いて拒否した。
ハクも自分の名前を思い出し、「魔法使いの弟子をやめて千尋に会いに行く」という信念を得たので、きっとうまくいくのではないかと思う(私の願望ですが)
私が初めて「千と千尋」を見た時は千尋と同じくらいの年だったと思うけれど、そのときは「行きの電車はあるけど戻ってこれない場所」が死の暗喩であることや、劇中の「起きたことは思い出せないだけで忘れていない」の言葉の重みに気づくことはできなかった。
私のようにあまりに小さいときにジブリ作品を見たために、作品の良さを十分に享受できない人は多いのではないかと思う。もちろん、大人になってから見直しても良いのだが、厄介なことに結末だけは覚えていたりして、新鮮味が薄れてしまうのだ。
あと大人になってから見て、背景と音楽の素晴らしさを改めて感じた。もののけ姫などは背景に鳥が飛んでいたりなどこだわりの高さを感じさせる。もう、絵と音楽の美しさだけで泣きそう。。
今回のジブリ再上映で、作品の素晴らしさに気づくことができてよかった。他のジブリ作品も機会があったら見直してみたい。実家にはジブリの録画があるはずだから、自粛があけて久しぶりに実家に帰ったら見返したいな。
宝塚歌劇106期生文化祭 感想
なんと、この度、宝塚の文化祭のチケットを手に入れ、観劇してきました!ありがとう友の会。初文化祭、初バウホールです。
今回は、転売対策もあってか、入場にはチケットの他に友の会の会員証が必要だという旨が観劇前に連絡されました。そのせいか、空席がちらほらあり、せっかくの文化祭なのにもったいないと思ってしまいました(´・ω・`)
私は23日16時~の回だったため、午前中は星組を観劇していました。幕間休憩で改札外に出ると予科生がパンフを売っていました。もちろん買います。生徒紹介のページを見ると美人ぞろいでは?!個人的には地方から出てきた生徒を応援したくなります( *´艸`)
文化祭は3部構成で、上演時間は休憩含めて2時間半ほどです。
1部は歌、2部は芝居、3部はダンスです。日本舞踊からタップダンス、ジャズダンスまで幅広いパフォーマンスを見ることができます。日本で一番ハイレベルな文化祭なのでは?!
また、開演前に携帯電話の電源を切るように予科生の方々が客席に呼び掛けているのですが、看板の上げ下げや方向転換などが軍隊のようにそろっていて、感動しました←
1幕はおなじみの濃緑の袴を着ての日本舞踊。その時にソロを歌っていた娘役さんがとてもお上手で!顔も可愛い(*'ω'*)そのあと注目していたのですが、他の場面でも目立つ場所にいましたね。成績上位なのでしょうか?あとお上手だなと思ったのはトゥーランドットの誰も寝てはならぬを歌っていた男役さん。若いのに堂々としていて素敵でした。
また本科生全員での「この愛よ永遠に」では、胸がいっぱいになって泣きそうになってしまいました。本科生の若さとキラキラに当てられました。。
2幕は演劇。私が拝見したのはB組。俳優志望の若者がミュージカルのオーディションを受ける話です。文化祭とはいえさすが宝塚で衣装が豪華でした。少しコメディ気味で短いながらにお話もきれいにまとまっていて面白かったです。
3幕はダンス。特に印象に残ったのはタップダンスです。動きがそろっていてほんとうに素敵でした。また最後の本科生全員がそろってのゴスペル風?のダンスは圧巻でした。私が生徒の親だったら号泣していた事でしょう。。
パンフレットでは本名で五十音順に掲載されていましたが、初舞台公演では芸名で成績順に掲載されます。トップになる人もいるでしょうし、すぐにやめてしまう人もいるかもしれません。今いい場面をもらっている人がスターになるとも限らず逆もまた然りなことをわかっています。だからこそ、全員がそろって夢に向かって輝いている一瞬が切なくまた大事に思えるのかもしれません。
あー、いいものを見せていただきました。今回初めて文化祭を観劇したので、106期生は私にとって特別な期になりそうです。
友の会さま、またチケットをよろしくお願いします。