「グランドホテル」を見に行きました。2
こんにちは。
以下、グランドホテルの感想の続きを書きますね。ネタバレ注意です。
・珠城りょうさん(ガイゲルン男爵)
か、かっこよかった。。(/ω\)
私、今回の珠城さんの声の役作り素敵だったと思います!大人っぽくて低めで、かっこよかったです。。!
オットーとかと話している男爵もかっこよかったけど、グルーシンスカヤと話している珠城さんがかっこよかったなぁ(*´ω`)ああいう感じで「待っているよ。腕いっぱいにバラを抱えて!」とか言われたいです!セリフ可愛すぎか!!(*ノωノ)(*ノωノ)
あと、男爵のキャラが珠城さんにあっているように感じました。男爵は、確かにホテル代金が払えず軟禁状態になっていたり、フラムシェンに対してチャラ男を発動させていたりするようなキャラクターです。ですが、グルーシンスカヤにネックレスを盗みに来たことを正直に白状したり、オットーに金の煙草ケースを返してあげたりと誠実な部分もある人なんですよね。私、珠城さんはまじめな方だと勝手に思っているので、そういうところが重なって見えました。
・愛希れいかさん(グルーシンスカヤ)
ダンスが神の愛希れいかさんがバレリーナ役!!
お芝居からなんといいますか、貫禄のようなものを感じました。余談ですが、私、愛希さんのことミュージカル女優みたいって思うことがあるんです。宝塚ではなくてミュージカル女優。伝わりますかね??
グルーシンスカヤは39歳と39か月で、愛希さんご本人の年齢とはかけ離れているでしょうに、それくらいの年齢に見えるくらい大人っぽかったです!ベテラントップ娘役の愛希さんのなせるわざですよね~。
あと、印象に残っているのは、男爵と恋に落ちた後に歌う、ボンジュールアムールの曲です。(正式名称わからない。。)グルーシンスカヤの喜びにあふれている感じが伝わて来て、もう本当に素敵で聞きほれました(*´ω`)この場面よかったなぁ。
余談なのですが、バレリーナ衣装を着ているちゃぴさんがやせすぎていてびっくりしました。薄い髪色とひっつめの髪型も影響しているのかと思いますけれども、わいびっくりしてしもうたよ!あんなにやせているのにダンスはキレキレですし力強く歌われるし、脱帽です!
・美弥るりかさん(オットー)
初演のグランドホテルは主役がオットーで涼風真世さんが演じられたそうですけれども、この役をトップスターがやったんですね。ラインアップが発表されたときに映画を見たのですけれども、映画よりも弱弱しさが強調されているように感じました。(もはや映画うろ覚えで自信がないのですが。。)
気弱なキャラなのですけれども、オットーは本当にいい人なので観劇しながら感情移入してしまうのです。
印象に残ったのは、オットーが男爵からもらった金のシガレットケースをエリックの子供にあげる場面です。世代の移り変わりを象徴しているようで素敵でした。そういう気前がいいオットーが素敵!
あと、オットーが言われる「人生はホテルにあるのではなく人の中にある」というセリフが印象的でした。人は生きていると、いろいろな人(客)と会い仲良くなったりもしますが、卒業や転職などでそのコミュニティ(ホテル)から離れると、たいていの人とは二度と会うことがありません。生きて入れば、そのような出会いと別れがたくさんあるでしょうけれども、人生というのはただそれを物理的に繰り返すのではなく、出会った人の心の中に残ることができるような人間関係を築くことで豊かになる、ということでしょうか。
・朝美絢さん(ラファエラ)
中性的なラファエラだったと思います。男と言われれば信じてしまいそうな役作りでした。きっとまじめな性格でバリバリ仕事をするタイプの女性なのかなと感じました。
口調などは少し厳しそうな感じを受けるのですが、いろいろグルーシンスカヤの面倒を見ていて優しい人なのだろうと思いました。
急に、公演をキャンセルしたりしてしまうグルーシンスカヤと真面目なラファエラはいいコンビなのかもしれません( *´艸`)
・エリック(暁千星さん)
ラファエラのほうが出番は多いですけど、エリックもお芝居の重要人物ですよね。奥さんの出産状況を聞いてあたふたしている感じ演技がよかったと思います。
あと、エリックの近くにいる受付嬢たち!かわいすぎです~!!(/ω\)受付嬢の演出がおしゃれでした。
・海乃美月さん(フラムシェン)
かわいかったーー!(/ω\)なんとなく話し方が吹き替えドラマのような話し方に聞こえて、それがまたお芝居と会っていてよかったと思います。特にオットーをダンスに誘う場面とかがかわいかったです。
・華形ひかるさん(プライジング)
久しぶりにお姿を拝見した気がします。。中日の風共以来かも。
でもなんだか、セクハラおやじの役でしたね笑。映画でもプライジングさんってこんなキャラでしたっけ??レビューでは、いい立ち位置でしたね。
・その他
観劇していて、このお芝居はモブの人たちが存在感あるなぁと思いました。お芝居前半の総並びになる場面(前回の記事で銀橋使えばいいのにって書いた場面です)や、ダンスをする場面など、「こんなに団員がいたんだ!」と驚きながら見ていました。ほかにも、メインキャストがお芝居をしている間、ホテルのスタッフ役の人たちが陰から見ているんですよね。この人たちは、セリフがないかもしれませんが、このように要所要所で存在感を示すことで、多くの人が行き来するホテルの舞台の再現度を高めているのかもしれないなと思いました。
このお芝居は、音楽も素敵ですし、キャラクターがそれぞれの背景を抱えていたりなど設定も凝っているので、見るたびに、感想が深まっていきそうです。役変わりもありますしね。1回しか見られなかったのが残念でなりません(´・ω・`)近くに住んでいらっしゃる方がうらやましい限りです!